
はじめまして!「一般社団法人はじめの一歩」です
当法人は、令和6年4月12日に設立いたしました。障害や難病等を抱えた人やその家族が、この八丈島で希望する生活を送っていくために、必要だと思うことに取り組んでいきたいと思っています。
はじめの一歩の3つの柱
私たちは、この島の障害者福祉の課題解決に向けて、ひとりひとりがお互いを尊重し、その相互関係の中で良い影響を与え合う存在として活動を行なっていきたいと考えています。
(1) お互いに作用しあう関係を築いていく
(2) 課題の解決に向けて、ともに歩いていく
(3) 支え合いの仕組みを作り出していく
「放課後クラブいっぽ」

法人の最初の一歩として、令和6年4月1日に八丈島教育文化センターで、任意事業「放課後クラブいっぽ」を開設しました。多くの皆さまに支えていただき、放課後のみならず、長期休業中は終日開所することができました。
令和7年4月1日から、八丈町基準該当放課後等デイサービス「放課後クラブいっぽ」として、開所いたしました。「放課後クラブいっぽ」では、障害のある子ども達の発達支援はもちろんのこと、きょうだいを含めた家族の困り感にも寄り添いながら、丁寧なサポートをしていきたいと考えています。
放課後クラブいっぽの「支援プログラム」
「一般社団法人はじめの一歩」立ち上げの経緯
2022年の秋、障害のある娘さんと母親の2人暮らしの家庭で悲しい出来事が起きました。母親の緊急入院を機に、娘さんの暮らす場がなくなり、島外の施設へ出ざるを得なくなったのです。当初は一時的なことであり、島での受け入れ体制が整ったら帰って来てもらう予定でしたが、その娘さんは突然死により亡くなってしまいました。
その出来事は、周囲の関係者にとてつもなく大きなショックを与えました。「もしも島で受け入れる場所があったら…」「もっと島でできることはなかったのか…」など、無念の想いや後悔、責任など、さまざまな心情を抱いています。そして、島の障害者福祉に関して課題や改善案などの検討を開始し、現在も定期的に集まっています。
こうして、この出来事に関連した様々な話し合いを重ねるうちに、私たちは八丈島に足りないサービスの立ち上げを目指すようになりました。この島に暮らしている障害のある子ども達が、引き続きこの島で暮らし続けられるように、そしてその親たちの不安を少しでも解消するために、一歩ずつでも踏み出さなければならないと強く思うようになりました。
そこで、その最初の小さな一歩として、「放課後等デイサービス※」の立ち上げを目指すことにしました。現在、八丈島では障害のある子どもが放課後の時間を過ごせるのは、小学校の「がじゅまる広場」や「とびっこクラブ」、中学校や青鳥特別支援学校では部活動などとなっています。このように学校や教育委員会の取り組みにより、ある程度の受け皿はありますが、まだまだ十分とは言えない状況です。
障害のある児童・生徒達が放課後安心して過ごせる場の提供や、一人一人の特性に応じて発達を支援すること、またその保護者の子育ての負担を軽減するために、放課後等デイサービスを立ち上げ、その世帯を支援することを最初の目標とすることとしました。
そして、その立ち上げに先立ち、任意の「放課後クラブ」という形で障害児の放課後や夏休みなどの長期休業中の支援を立ち上げることにしました。
※「放課後等デイサービス」とは
児童福祉法を根拠とする、障害のある学齢期児童が学校の授業終了後や学校休業日に通う、生活能力向上のための訓練および社会との交流促進等の療育機能・居場所機能を備えた福祉サービス。略して「放デイ」とも呼ばれている。
そのほかにも・・・
世代、障害種別を超えて、利用者さんを受け入れることのできる事業や、「親なき後」も希望する生活を送るために必要な事業などを模索しています。障害者家族の心理的サポートや、医療・福祉制度等の利用支援にも取り組みたいと考えています。まだまだ小さな組織ですので、大きなことはできませんが、皆様に喜んで頂けるサービスを一つずつ実現していけたらと考えています。
はじめの一歩を応援していただけませんか?
このような取り組みは、私たちだけで行なうことはできません。皆で支え合う活動にしていきたいと考えています。はじめの一歩を応援する方法は下記の2種類があります。
☆一般会員(一般会員の年会費の金額は以下の通りです。)
個人 1,000円 団体 5,000円
☆寄付金(寄付金は任意の額で随時受付けています。)
詳しくは下記の連絡先にご連絡をいただくか、申込フォームにアクセスしてください。
はじめの一歩 創設メンバー
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小﨑ちさと
八丈町の教育現場で支援員として特別支援教育の体系を学びながら、支援教育専門士のプログラムを履修、現在は「放課後クラブいっぽ」の管理者兼児童指導員を務めている。障害のある子ども達と共に「将来の自立」と「社会参加」の在り方を
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棚原ゆみ子
10代の終わりに、養和会老人ホームにて住み込みのボランティアを経験。「人と人とが関わりあいながら暮らすということ」「自分のありようが問われる対人援助の仕事」について考えるようになり、その後、精神科領域の看護師となる。ダウン症で知的障害のある息子とともに、たくさんの支援者に支えられて生活してきた、その恩送りも、願いのひとつ。
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菊池孔介
八丈島大賀郷生まれ。八高を卒業して10年間都内で生活した。上京して直ぐにフリーターをしながら子どもに関わるボランティア活動を行なっていたが、その活動がキッカケで福祉の道を志すようになる。島に戻ってからは八丈町社会福祉協議会に勤務し22年が経つ。男子2児の父親で、長男には知的障害があり青鳥特別支援学校八丈分教室を卒業。

はじめの一歩にアクセス
☆住所:東京都八丈島八丈町三根1021-3(柳家荘新館近く)
☆電話番号:04996-9-5332
☆携帯番号:080-1225-3044
☆Mail:info@hajimeno-ippo.or.jp
※「放課後クラブいっぽ」にお越しの際には事前にご連絡ください。